産業廃棄物である無機性汚泥を従来(脱水、乾燥、焼却)の方法で中間処理するのではなく、『造粒固化』により再生利用を目的とした汚泥再資源化システムです。
無機性汚泥に特殊固化材を添加し、造粒装置で攪拌することで、短時間のうちに無機性汚泥を再資源化します。
特殊固化材に含まれる高吸水ポリマーにより瞬時に水を吸着して繊維状生成物を形成します。改良直後にシリカ質化合物の生成反応により強度が発現し、化学抵抗性・長期強度も増大します。
攪拌能力 | 0.5m³ / 30秒 |
---|---|
排出能力 | 0.5m³ / 20秒 |
1日当たりの処理能力 | 360m³ / 日 |
稼働時間 | 7:00~翌日7:00(24時間) |
---|---|
受入時間 | 8:00~21:00 |
休日 | 第2・4土曜日、日曜日、祝祭日 |
対象 | 無機性汚泥 |
---|---|
処理料金(t) | 8,000~15,000円(固定式・移動式) |
処理内容 | リサイクルを目的とする高品質再生処理 |
製品名 | 高機能性再生土(ユニ・ソイル) |
---|---|
販売料金(t) | 500~800円(土場渡し) |
物性(品質) | コーン指数800KN/m2以上.修正CBR10~80%.コンシステンシー特性:NP(再泥化なし) |
特殊固化材中の高吸水性ポリマーにより取込まれた土粒子を核として汚泥粒子を取り込み、固化材成分により水和生成固化したものです。
再生土木資材として全国で多くの実績を持っており、排出事業者が『自ら利用』として活用されても全く問題のない品質です。
項目 | 適当範囲 | 山砂 | 造粒物 (ユニ・ソイル) | 考察 | |
粒度特性 | 均等係数Uc | Uc≧10 | 1.0~1.3 | 10~20 | 均等係数及び曲率係数から造粒品の粒度分布は良好と言える。 |
曲率係数Uc` | 1<Uc`≦√Uc | 約0.5前後 | 1.0~1.5 | ||
コンシステンシー特性 | 液性限界wL | NP | NP | NP | 造粒物の液性限界及び塑性限界はNP(Non Plastic)である。よって、水の作用による造粒物の再泥化はない。 |
塑性限界wP | NP | NP | NP | ||
塑性指数IP | NP | NP | NP | ||
CBR値 | 膨脹比re | 良好な路床:re ≦1% 通常の路床:re ≦3% | 1%未満 | 1%未満 | 造粒物の強度性状は優れており、路床材及び下層路盤材へ適用可能である。上層路盤材への適用についても、RC材と混合することで、80%以上のCBR値が確保可能である。 |
設計CBR | 上部路床:10%以上 下部路床:5%以上 | 10%~60% | |||
修正CBR | 上層路盤:80%以上 下層路盤:20%以上 | 20%~70% | |||
下層路盤に使用する粒状路盤材の規格 | PI(*1) | 高級:6以下 簡易:9以下 | NP | 造粒物は下層路盤として使用する事が出来る。 | |
修正CBR値(*2) | 高級:20以上 簡易:10以下 | 10~70 | |||
透水試験 | 透水係数k | 用途により異なり、築堤材などにおいては透水係数が小さい方が好ましく、盛土材などにおいては大きい方が適している。 | 10-3 cm/s | 10-5 ~10-3 cm/s | 造粒品の透水性は大きいものから小さいものまで原泥の性質に左右されずに作成可能である。 |
(*1)試験方法:社団法人日本道路協会制定の舗装試験法便覧(以下「舗装試験法便覧」という。)1-3-5、1-3-6
(*2)試験方法:舗装試験法便覧2-3-1