建設汚泥と土壌の再生処理

リ・ソイル事業

Resoil

汚泥再資源化(造粒固化)工法とは

産業廃棄物である無機性汚泥を従来(脱水、乾燥、焼却)の方法で中間処理するのではなく、『造粒固化』により再生利用を目的とした汚泥再資源化システムです。

無機性汚泥に特殊固化材を添加し、造粒装置で攪拌することで、短時間のうちに無機性汚泥を再資源化します。

特殊固化材に含まれる高吸水ポリマーにより瞬時に水を吸着して繊維状生成物を形成します。改良直後にシリカ質化合物の生成反応により強度が発現し、化学抵抗性・長期強度も増大します。

汚泥再資源化(造粒固化)工法の特長

  • 既存の処理では、困難であった高含水汚泥も排水・乾燥することなく確実な無脱水固化処理を行います。
  • 産業廃棄物の中間処理を行う場合は、再生による最終マニフェストを発行することができます。
  • 処理後の造粒製品は、土質試験(コーン指数)にて、第二種改良土以上の品質を有し、コンシステンシー特性、CBR等を含めより高付加価値な造粒調質が可能です。
  • 弊社は宮城リ・ソイルセンター及び汚泥発生現場内での処理が可能な移動式(10トン車に積載)の両方での汚泥処理が可能です。

処理能力

攪拌能力0.5m³ / 30秒
排出能力0.5m³ / 20秒
1日当たりの処理能力360m³ / 日

営業日時

稼働時間7:00~翌日7:00(24時間)
受入時間8:00~21:00
休日第2・4土曜日、日曜日、祝祭日

宮城リ・ソイルセンターリサイクル処理価格表

対象無機性汚泥
処理料金(t)8,000~15,000円(固定式・移動式)
処理内容リサイクルを目的とする高品質再生処理

宮城リ・ソイルセンターリサイクル製品販売価格表

製品名高機能性再生土(ユニ・ソイル)
販売料金(t)500~800円(土場渡し)
物性(品質)コーン指数800KN/m2以上.修正CBR10~80%.コンシステンシー特性:NP(再泥化なし)

リサイクル処理土(造粒物)の性質について

特殊固化材中の高吸水性ポリマーにより取込まれた土粒子を核として汚泥粒子を取り込み、固化材成分により水和生成固化したものです。

再生土木資材として全国で多くの実績を持っており、排出事業者が『自ら利用』として活用されても全く問題のない品質です。

項目適当範囲山砂造粒物
(ユニ・ソイル)
考察
粒度特性均等係数UcUc≧101.0~1.310~20均等係数及び曲率係数から造粒品の粒度分布は良好と言える。
曲率係数Uc`1<Uc`≦√Uc約0.5前後1.0~1.5
コンシステンシー特性液性限界wLNPNPNP造粒物の液性限界及び塑性限界はNP(Non Plastic)である。よって、水の作用による造粒物の再泥化はない。
塑性限界wPNPNPNP
塑性指数IPNPNPNP
CBR値膨脹比re良好な路床:re
≦1%
通常の路床:re
≦3%
1%未満1%未満造粒物の強度性状は優れており、路床材及び下層路盤材へ適用可能である。上層路盤材への適用についても、RC材と混合することで、80%以上のCBR値が確保可能である。
設計CBR上部路床:10%以上
下部路床:5%以上
10%~60%
修正CBR上層路盤:80%以上
下層路盤:20%以上
20%~70%
下層路盤に使用する粒状路盤材の規格PI(*1)高級:6以下
簡易:9以下
NP造粒物は下層路盤として使用する事が出来る。
修正CBR値(*2)高級:20以上
簡易:10以下
10~70
透水試験透水係数k用途により異なり、築堤材などにおいては透水係数が小さい方が好ましく、盛土材などにおいては大きい方が適している。10-3
cm/s
10-5
~10-3
cm/s
造粒品の透水性は大きいものから小さいものまで原泥の性質に左右されずに作成可能である。

(*1)試験方法:社団法人日本道路協会制定の舗装試験法便覧(以下「舗装試験法便覧」という。)1-3-5、1-3-6
(*2)試験方法:舗装試験法便覧2-3-1